新製品・新事業テーマの創出 ”企業理念と新製品開発”
企業理念の醸成
先進国の中で、実質GDP世界第ニ位を誇る我が国は、長い年月をかけて企業理念を造り上げたことは周知の通りです。人間を取り巻く環境は、大きく変貌しましたが、ものつくりという概念は、時を経てもほとんど変わりないと言えるでしょう。しかしながら、ものに対する要求は、技量を超えて益々ハードルが高くなったと言えます。
こうした状況の中で、企業理念はどれほどの進歩を遂げたのでしょうか。よくよく考えて見ますと、企業理念とそこに働く人々とのギャップ、ものつくりと企業理念のギャップなど、いろいろな側面でかけ離れてきたと言えます。つまり、企業理念を醸成してきた期間と現在から未来への醸成は、驚くほど短縮されと思われます。
企業理念の再生とテーマの創造
言い換えますと、事業から新製品が生まれるのではなく、テーマ創造から新製品が生まれ、そこから新事業が生まれるという、まさに真逆の発想になるわけです。こうなりますと、新事業から企業理念が再生されというわけです。