グリーンリカバリー技術 ”環境抑制という言葉の魔力とCO2削減技術”
安心という言葉に引き込まれたイデオロギー
新型コロナウイルスの影響で、世界の秩序が危ぶまれようとしている中で、環境抑制という言葉に安心を委ねているように感じます。この背景には、新型コロナウイルスの影響を受けて、経済そのものが崩壊し、未だに何の手立てもできず、感染者数の増加のみが報告される日々となっているために、国、企業、人々の心さえも疲弊してしまったからと言えます。
こうした状況の中で、環境抑制の提案にあたって重要なことは、それをどのような方法、手段でモニタリングし、その結果を誰が精査し、それをどのような形式で発表することができかというでしょう。言い換えますと、環境抑制というテーマを世界中の人々が、 結果は別にして責任のある人が発した言葉に安心を委ねる・委ねたいという、いわば精神のよりどころにするだけでは、その責任を果たせないと思います。これは、一種の安心という言葉に引き込まれたイデオロギーかも知れません。
本当の環境抑制を実施していくためには、地球全員参加とでも言いましょうか、一人一人が責任を持って臨むことが重要と思います。
環境抑制とCO2削減
では、 どのようにしたら本当の環境抑制に貢献できるのでしょうか。それは、小さい技術でも良いので、本当の技術を探し求めることだと思います。しかしながら、現状では本当の技術を見極めることが出来ないために、空振りに終わるケースも多々あると思います。
そこで重要なことは、例えばCO2分離・処理技術であれば、実際にCO2を分離・処理している状況を肉眼で確認できるかということです。これを目の当たりにすることができれば、環境抑制という言葉をお題目として唱えることではなく、本当の技術が世に出ると思う次第です。