グリーンリカバリー技術 ”技術大国日本の台頭とCO2削減”
日の目を見る環境技術
新型コロナウイルスの影響を受けて、環境に対する見方・感じ方も一変したのではないかと思います。言い換えますと、裕福な経済状況ですと、まわりを取り巻く周囲の状態や世界、あるいは人間、生物を取り囲み、相互に関係し合って直接・間接に影響を与える外界に対して、それほどの注意を注がないとでも言いましょうか、 環境という言葉には強く反応しないと言えます。
こうした状況の中で、絶妙なタイミングで政府主導で発信した脱炭素化宣言は、環境に対して開発してきた技術を世界へ発信して行く機会を得られたと思います。それまで日の目を見なかった環境技術は、今後は台頭してくると思います。まさに、環境というキーワードで、技術大国日本の復活になると信じます。
技術大国日本の台頭とCO2削減
現状では、政府が水素だ水素だと先導しているので、どこの企業も水素一色になっています。しかしながら、水素を利用するためのお膳立ては、破格な費用を必要とし、利用するときの水素の価格は、ダイヤモンド以上になります。10年後の社会は、ダイヤモンドが身近に感じられるようになるのでしょうか。
こうしたことに鑑みますと、やはり採算性を考慮した地道な戦いの中で生まれる技術は、人気もなく脚光を浴びることもありませんが、人々に使われ、息の長い技術になるのではないでしょうか。CO2削減という言葉・技術は、そういうものであると思う次第です。