ジョンクェルコンサルティング [Jonquil Consulting Inc.] ジョンクェルコンサルティング [Jonquil Consulting Inc.]

新製品・新事業テーマの創出 ”テーマ創造と核となる技術の見極め”

ネットビジネスの台頭と新製品開発

 ネットビジネスの台頭によって、新製品開発の考え方も大きく変わってきたと言えます。特に、新型コロナウイルスの影響が、その変貌に拍車をかけたとも言えるでしょう。また、在宅勤務が定着しつつある中で、ノート型PC、スマホを通して良いか悪いかは別にして、キーワードさえ与えれば、世界の情報を瞬く間に見ることができます。その一瞬の情報が新製品開発のテーマになると錯覚し、そこにもっともらしい理屈を付けたし、あたかも大変な労力をかけて、新製品開発のテーマを創造したと見せかける開発エンジニアが多くなりました。

テーマ創造と核となる技術の見極め

 こうした状況の中で作り出された製品は、どれほどの価値を持つのでしょうか。数年前のことですが、大手アルコール飲料企業である某社は、テーマ創造を諦め、広告宣伝会社が提供してくる1年先ぐらいの嗜好的な情報をテーマとして、それを製品(商品)化して販売し続けていたことを思い出します。その結果、企業の業績は低迷し瀕死になりかけたその時に、本来のテーマ創造の重要性を再認識せざるを得なかったと言えます。なぜかと言いますと、創造したテーマを製品化するためには、それを担保する核となる技術が必要不可欠だからです。

 核となる技術は、長い月日を通して築き上げていくものなので、それを継続させるための動機づけが重要な要素になります。言い換えますと、テーマ創造は挫折を乗越え核となる技術を作り上げていくための”心の支え”になると言えます。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了
役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役
講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師
顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問

1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。

所属学会
日本経営システム学会会員
米国リスクマネジメント協会会員

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