新製品・新事業テーマの創出 ”変わりゆくものつくりの基本”
円安
円安が進む中で、我が国の力量が重宝されなくなってきたのではないかと疑心暗鬼になる今日この頃です。ロシアが仕掛けたウクライナへの戦争が落ち着くまでは、円安が進行すると思われます。おそらく6月に円安の絶頂期を迎え、その後は従来の円の価値へ戻ると思います。
こうした状況の中で、かつて円高を背景に諸外国へ工場を移した時とは逆になり、国内での生産が円安に立ち向かうコツと言えますが、企業の姿勢はいかがでしょうか。危機をチャンスと捉えることよりも、黙って見てればそのうち状況が変わると言う一種の何もしない方が利があるという見方をする経営者が増えたのではないでしょうか。それに追従するかのように、事業の新鮮さも失い製品価値も下がっていると思います。
変わりゆくものつくりの本質
本来であれば、逆境を逆手にとり力を発揮できる現在ですが、残念ながらその逆境に埋もれてしまっていると言わざるを得ません。しかしながら、まだまだものつくりのチャンスは残っているはずです。今こそチャンスを活かす時期であり、テーマ創出に恵まれた時が到来したと言えます。なぜならば、混沌とした時期こそ、人々に夢を与えることができるからです。