グリーンリカバリー技術 ”石炭火力への回帰と技術の真価”
エネルギーの高騰
ロシアが引起した戦争を契機に、世界のエネルギー事情が一変したことは周知の通りです。EUを中心に、エネルギー価格が高騰し、続いて物価高を誘引していると言えます。まさに、世界経済の崩壊が、徐々に進行していると言っても過言ではないでしょう。特に、エネルギーの大半をロシアに依存してきた国々においては、未曽有のクライシスの到来とも言えます。
こうした状況の中で、あれだけ脱炭素化を唱え、世界を牽引していたEUは、あっさりと石炭火力に回帰してしまったと言っても過言ではないでしょう。言い換えますと、背に腹は代えられないと言ったところでしょうか。その現象は、すでに世界へ蔓延しはじめ、「良心の呵責もなんのその」なのでしょう。
石炭火力への回帰と技術の真価
しかしながら、きれいごとはこれぐらいにすれば、ここ数年間は石炭火力発電に頼ざるを得ない状況になるはずです。したがって、CO2の排出量も天文学的な数値になることは想像できることです。半面、脱炭素化に向けての技術開発は、着実に進んでいると言えます。
したがって、脱炭素化に向けての本当の技術を持ち合わせていれば、何も心配する必要もないわけです。やっと、本当の技術が問われる時代が到来しました。