新製品・新事業テーマの創出 ”意思決定の迷いと本筋 (Decision making hesitation and truth)”
会社の創成期の時期の意思決定は、創立者の思いがそのまま反映されると思います。日が経つにつれて会社が大きくなり、やがて熟成期を迎えることになりますが、この熟成期に入り込んだ企業は、意思決定の脆弱さと言いますより、硬直化された組織に直面することになります。その直面する壁に、どのような方法をもって立ち向かうのか、どこの企業も迷っている最中と思われます。
それぞれの企業において、上述しました壁を乗越える策を講じるでしょうが、おもしろいことにそうした局面にあたったときに、誰がフィーバー現象を引き起したかは知りませんが、その逃げ道を与える企業なり人が出現してきます。今の時期で言えばデジタル化でしょうか。猫も杓子もDX、DXと騒げば、いいわけです。しかしながら、意思決定の強さを構築すということに立ち返った時、何の助けになったのでしょうか。
このようなことに鑑みますと、意思決定は時代の流行に翻弄されることなく、その判断を下す長の意思の強さと思います。日本企業が伸び悩みする中で、今一度意思決定の本筋を思い起こすことが重要と思います。