新製品・新事業テーマの創出 ”人財の活性化とテーマ創造”
コロナ禍と経営の隙
コロナ禍からそろそろ卒業を迎え、企業活動も本格化してきた頃と思われます。特に、役員人事の交代が、あちらこちらで動き始めています。また、新たな経営者らが打ち出す方針を見ても、現業に回帰という言葉は使わず、コロナ禍で停滞した分野に力を入れ直すという表現に変えているように思えます。ただ言えることは、失われたやや3年間に、何の手立てもしなかった経営者が多いと言っても過言ではないでしょう。
人財の活性化とテーマ創造
しかしながら、世界経済も依然として混乱している中で、V字回復を目指すという言い方は、ある意味では不謹慎なことかも知れませんが、経営者にとっては当たり前のことであると言えます。経営者は常に心配事を持ち、それに対して果敢に対処して行くことが宿命であると、松下幸之助さんが書物に書かれていることを思い出します。また、松下幸之助さんの時代は、人材と言われておりましたが、苦境にあったときこそ人材教育と新商品(新製品)開発に力を入れよということです。
まさに、現代に置き換えますと、人財の活性化はテーマ創造で担うという言葉にふさわしいと思います。