新製品・新事業テーマの創出 ”生産拠点の再編と円安”
円安の加速
米国の利上げによって、日本円は徐々に円安の方向へと進んでいます。本日のレートでは、1ドル142円でしょうか。今後も円安をさらに加速して行くと思われます。この背景には、米国への資金が集中させるという、古くはレーガノミックスの再来とでも言いましょうか、いずれにしても、ロシアが仕掛けたウクライナ戦争が終結するまで続くとみるのが、正しいのではないかと思います。
生産拠点の再編と円安
こうした状況の中で、海外の生産拠点を日本へ戻すという動きが出始めているようです。しかしながら、円安だからという考え方ではなく、カントリーリスクを考慮したうえでの生産極点の再編は非常に重要なことだと思います。
それは、法を無視するような独裁政権下では、主義主張はおろか、人権さえも無視される国では、安定的な生産体制を築くことができないからです。かといって、先進国のみでは利益幅が少なく、あまりうまみがないかもしれません。
こうしたことに鑑みますと、生産拠点の再編の条件は、今後ともに独裁政権にはならないということを、どのような方法を持って知り得るかというになります。まさに、新たな生産極点の再編に力を入れるときが来たと言えます。