グリーンリカバリー技術 ”脱炭素化技術アピールの隆盛と現実”
脱炭素化とMOU
排出した二酸化炭素を地中に埋めるCCSは、あっという間に世界に広がり、いろいろなエネルギー企業が、いろいろな国とMOUを締結し、実施に移そうとしている今日この頃です。しかしながら、その実態をよく見て行きますと、CCSを導入するための事前調査で、実際に建設を進めて行くわけではありません。いわば、あまり良い言い方ではありませんが、リップサービスとでも言いましょうか、これだけ各国・各地で猛暑に見舞われる中で、旧態依然としたアピールを行うことで、何とか脱炭素化をしていますというアピールにつながっていると思っていることが滑稽です。
脱炭素化アピールの隆盛と現実
企業イメージを脱炭素化という言葉を通して、最大限にアピールすることは、古今東西さして恥ずかしことではありません。しかしながら、それぞれの国において、多くの資金を投入している割には、一向に脱炭素化が進まないという現状を目の当たりにしますと、いかに脱炭素化の技術が確立されていないことが分かります。
こうした現実に鑑みますと、脱炭素化の本当の技術の出現が期待されます。それも遠い先ではないと確信しています。