グリーンリカバリー技術 ”米国大統領選と脱炭素化”
当初は、接戦になるのではないかという予測が大勢を占めました。ところが、蓋を開けてみますと、接戦どころか大勝でトランプ前大統領が、次期大統領に選出されました。この勢いはなんだったのだろうか、単純に言えば、物価高を抑える発言が、広く行き渡り多くの人々の賛同を得ることができたと言えます。しかしながら、その反面、電気自動車の抑制制作、石油・天然ガス開発の復活、脱炭素化への補助金カットなど、環境にとって悪い方向へ進むように思えます。
こうしたことに鑑みますと、脱炭素化への補助金カットは、ある意味では本当の脱炭素化に向けて、安価で使える技術を開発してきたかということに置き換えることができるかも知れません。水素、アンモニアにしても大変高価で、国の補助金なしでは運営することは不可能でしょう。一旦、補助金カットというセンセーショナルな渦を引起し、立ち止まって現在の技術を見直すことが重要になると思います。