グリーンリカバリー技術 ”エネルギー政策とCO2の固定化”

 昨年公表されましたエネルギー政策によりますと、おおよそ2040年を目標として、再生可能エネルギーを現在目標としています数値の4割から5割、火力発電を3割から4割、原子力発電を2割にしたいということのようです。しかしながら、再生可能エネルギーを増やす場合、太陽光、風力などに依存しなければならないために、日本列島のほとんどの敷地が太陽光パネルと風車で埋め尽くされると言っても過言ではないでしょう。

 こうした発想が、いつの間にか台頭し定着していくのかもしれません。したがって、重要なことは、二酸化炭素の完全な固定化で、それをどのようにクリアーしていくのか、また誰がそれを唱えるのか、大変重要な時期に差し掛かっていると思います。2025年は、本当のCO2の固定化を実現して行きたいと、年頭の想いに託した次第です。 

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員