グリーンイノベーション ”今月末で今までの協業が終了し、新たな世界協業への展開”

 今月末をもって、長きにわたり共に歩んできた協業が一区切りを迎えます。 この期間に築かれた信頼、技術、そして思想は、私にとってかけがえのない構造となりました。 関係者の皆様には、心より感謝申し上げます。

 この協業の中で生まれた技術―CO₂から生成された炭素構造体は、単なる材料ではなく、Quiet Evidence(静かな証)として社会に差し出すべきものだと確信しています。 設備は語らずとも、粒子が語り、秩序が語り、思想が残る。 この語調を守りながら、次の章へと進みます。

 今後は、「One Pearl, Seven Nations(ひと粒の真珠、八つの国へ)」という構想のもと、世界各地への展開を目指します。 日本を起点に、米国、カナダ、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、そしてEU加盟国へ。 それぞれの国に、一粒ずつ。思想に忠実な構造として。

協業のかたちは変わっても、技術と思想は静かに連なり続けます。 これまでの歩みに感謝を込めて、そしてこれからの広がりに静かな決意を込めて― 新たな構造が、世界の中で語り始めることを願っています。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員