グリーンイノベーション ”縁とは何か──CNPとCO₂が教えてくれること”

私たちは長い間、CO₂を「悪者」として扱ってきました。環境負荷の象徴であり、排除すべき存在として見捨てられてきたものです。しかし、CNPの視点に立つと、CO₂はまったく別の姿を見せます。C(炭素)と O₂(酸素)は、もともと結びついて存在し、その結びつきは“悪”ではなく、まだ価値に変換されていない状態にすぎません。CNPによって CO₂ が準グラフェンへと生まれ変わるとき、私たちは気づきます。

縁とは、切れたように見えても、深いところでつながり続けている関係のことなのだと。見捨てられたものが、価値に変換されることで、関係の意味が変わる。

CO₂は、

  • 不要物から価値物へ
  • 排除すべき存在から未来をつくる素材へ
  • “悪”から“資源”へ

その意味が変わるとき、同じ分子であっても、世界とのつながり方が変わります。

縁とは、価値が変わると、関係の意味も変わるということを教えてくれます。そしてこれは、技術だけでなく、人間関係や企業間の関係にも通じます。一度切れたように見える縁も、価値が変われば、また別の形でつながる。無理につなぐ必要はないが、変換の途中にこそ“縁の本質”がある。

CNPは、CO₂という見捨てられたものを、準グラフェンという価値あるものに変換し、社会に再び接続する技術です。それはまさに、縁を再構築する技術と言えるのではないでしょうか。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。 所属学会 日本経営システム学会会員 米国リスクマネジメント協会会員