グリーンイノベーション ”CO₂固定化プロセス、4月より実装フェーズへ”

4月より、CO₂固定化プロセスの実装フェーズに入ります。これまでの研究段階で得られた知見をもとに、反応場の最適化と再現性の確立を目的とした実運転を開始します。今回の実装に向けて、焼成炉を含む主要機器の準備も整いました。これにより、研究段階から実装段階への移行が可能となり、プロセス全体の検証を一気に進めることができます。

当面は、1日5時間稼働 × 3日間の連続運転により、約171kgの準グラフェン生成を試みます。この実装は、単なる試験運転ではなく、「CO₂固定化を産業プロセスとして成立させるための第一歩」という位置づけになります。

検証項目は以下の通りです。
・反応場の温度勾配
・対流構造
・局所加熱の導入
・GO–SiO₂混合膜の最適化
・再使用の評価
・焼成炉の熱安定性と再現性

これらを総合的に検証し、量産化に向けた“再現性の確立” を進めていきます。準グラフェンは、CO₂を固定化しつつ、熱・電気・構造を統合できる可能性を持つ材料です。4月からの実装フェーズは、この材料が“実際にどこまで産業に耐えうるか”を見極める、重要なステップとなります。

今後も、実装状況や検証結果について、随時ブログで共有していきます。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。 所属学会 日本経営システム学会会員 米国リスクマネジメント協会会員