Gastech 2026に向けて:エネルギー転換の現実と、次の技術への道筋

 今年、私は Gastech 2026 にて発表の機会をいただきました。テーマは、世界が直面するエネルギー転換の現実と、その中で日本がどのように技術的優位性を築けるかという点です。脱炭素化が叫ばれる一方で、実際にはLNG需要が再び高まり、各国が供給確保に動いています。
 この“現実”を直視したうえで、私は以下の3点を中心に議論する予定です。

  1. LNGの低炭素化は避けて通れない
    世界は「LNGを使いながら脱炭素を進める」という現実的な路線に移行しています。
    その中で、CCUS、メタン漏洩削減、低炭素LNGの認証といった技術が重要になります。
  2. 次世代材料がエネルギー転換を支える
    私が取り組んでいる 準グラフェン(Quasi-Graphene) は、エネルギー分野でも応用可能性が広がっています。触媒材料、分離膜、放射性物質の固定化、高耐久コーティング、Gastechでは、これらの応用例についても触れる予定です。
  3. 日本企業が取るべき“能動的戦略”
    日本は、LNGの買い付けに奔走するだけではなく、供給国との共同投資・技術主導の価値創造
    へと舵を切る必要があります。Gastechは、その議論を国際的に行う絶好の場です。

最後に、Gastech 2026は単なる展示会ではなく、エネルギー転換の“現実と未来”を議論する場です。私自身、日本の技術が世界のエネルギー課題にどう貢献できるのか、その視点を持って発表に臨みます。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。 所属学会 日本経営システム学会会員 米国リスクマネジメント協会会員