グリーンリカバリー技術 ”クリーンエネルギーとCO2削減”
水素社会の到来
経済産業省は、2013年にいち早くクリーン社会を提案し、その基本に水素をエネルギー源とした数々の技術テーマを創造したことは周知の通りです。今になって見れば、どの先進国も水素エネルギーを第一に掲げ、次に再生エネルギーというシナリオを策定しています。
数十年前は、水素は危険は物質(ガス)と言われていましたが、トヨタ自動車の水素をエネルギー源とした「未来」は、価格は別にして、日本が世界に示した水素利用の画期的な実証技術であり商品であったと思います。この実証を皮切りに、世界的に水素社会構築のブームを起こしたと言っても過言ではないでしょう。
水素エネルギーとCO2削減
確かに水素エネルギーはCO2を排出しませんが、水素を作る過程で電力を利用するために、新たなCO2を排出することは事実と言えます。また、10年先に水素社会を構築できたとしても、今から10年の間に排出されるCO2をどのような方法で処理するかという現実論を忘れてはいけません。
現状のCO2処理技術は、CCUSと称して排出されたCO2を分離し地中深く埋め込むという方法を採用しようとしています。しかしながら、地中に埋め込むための方法は、試験段階の域を超えることが出来ていないと言えます。
こうした状況の中で、弊社が開発しましたCO2分離・処理技術は、天然ガスに含まれるCO2、石炭火力発電から排出されるCO2、工場から排出されるCO2を分離・処理することができます。また、分離・処理するための新たな動力を必要としないために、CO2の新たな排出もしません。
弊社が開発しましたCO2分離・処理技術は、水素社会構築に大きく貢献すると確信しています。