グリーンリカバリー技術 ”CO2増加の見方(地球創生から?人類生存の期間から?)”

地球創生から見た環境抑制

 地球が誕生してから約45億4000万年言われていますが、その間寒暖を繰返しながら、現状に至っていることは、歴史が証明していると思います。その地球誕生から現在までの想像を絶するほどの長い年月で見れば、人類が生存している期間は、ある人のたとえで言えば、ほんの瞬きであると言えるでしょう。そのほんの瞬きの間に、世界経済の枠組みが出来上がり、同時に環境破壊が進んできたわけです。しかしながら、地球創生から見れば、環境破壊、環境修復を繰返してきたので、その瞬きは大したことではないと言う人もいるかもしれませんが、今後も経済成長を遂げていくごとに、CO2排出が増加し気候変動を誘引していくのでしょう。 

人類生存の期間から見た環境抑制

 では、我々人間はどうしたら良いのでしょうか。大昔の生活状態に戻し、自然の中で暑さ寒さを受け入れ、暖房機器、冷房機器、自動車も使わずして、社会生活を営んで行けるでしょうか。特定な方を除いて、その答えはノーであると言えます。
 こうしたことに鑑みますと、国家として考えるべき環境抑制は、世界経済の成長と共に拡大する環境汚染防止を国家間で阻止することに力を注ぎ、ひとりひとりの人間としては、環境または環境修復にやさしい技術を取入れたものを使うことに常に心がけることが必要と思います。また、新たなエネルギーを使わず、確実にCO2を分離・処理できる技術の台頭が期待されます。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員