グリーンリカバリー技術 ”脱炭素化を牽引する技術”

米国の二酸化炭素排出量

ANNUAL ENERGY OUTLOOK 2021 によれば、米国のエネルギーに関する二酸化炭素排出量 AEO2021(リファレンスケース)は、減少傾向にあると言われていますが、実際の数値では2035年以降も増加するという見解を出しています。

AEO2021 Press Release February 3, 2021

脱炭素化を牽引する技術

その現象は、石炭火力発電所や原子力発電の電力ミックスの減少に伴って、天然ガスの需要が益々増加するという裏付けになっていると思われます。本来であれば、天然ガスはクリーンなエネルギーではありますが、需要が多くなればクリーンなエネルギーといえどもCO2の排出量は多くなるのは当然の成り行きでしょう。
上記のことを既知とすれば、天然ガスに含まれるメタンを精製する過程で、分離される二酸化炭素を大気放出するのではなく、処理あるいは固定化する本当の技術が必要不可欠になると思われます。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員