新製品・新事業テーマの創出 ”企業運営の転換と意思決定”
新年の定義
暦のうえでは、1月1日から2022年がスタートしたと言えますが、日本古来の伝統的な行事からすれば、2月3日の節分が新年を迎えることになります。年の瀬を一年の決算として、1月に新しい年を迎えるための計画を立案し、2月3日の節分の日に鬼を追い払って立案した計画を実施に移すということになります。言い換えますと、企業運営においては、蓄積したDNAを2月3日を境に、新年に向かって再構築させるというのではなく、転換させるとでも言いましょうか、思い切った戦略、それを具体化していくための戦術が必要になります。
企業運営の転換と意思決定
人間そのものがなかなか再構築と転換と言う意味合いの区別が出来にくく、言葉では再構築、転換が必要で、今年はそれを実践して行かなければ、我が社は生き残れないと意を強くして語るトップが多いと言えます。しかしながら、再構築・転換のどちらの言葉を選んでも、それをどのように実践して行くのかという根本的な方法が重要になると思います。ひとつの方法として、未練は残るでしょうが、一旦、関わってきた事柄を清算するということも考えられます。これは、非常に辛い選択になるでしょうが、一年を経て見ればその意思決定が良かったと思えるはずです。