新製品・新事業テーマの創出 ”様変わりした世界の新製品開発”

新製品を支える技術

 COVID-19及びオミクロン株の発症に加え、ロシアのウクライナへの侵攻によって、さらに世界状況は様変わりしてしまったといっても過言ではないでしょう。しかしながら、人々の欲する製品は、世情が様変わってしまったと言っても、冷蔵庫は冷蔵庫であり、自動車は自動車であると言えます。そうした精神状態とは正反対に、新製品開発は脈々と生き述べていることは事実と言えるでしょう。
 こうした状況の中で、新製品をどのようにして世に出して行くのかという究極的な問題に直面します。その答えは、新製品を支える技術であるといえます。言い換えますと、本当の技術を背負った新製品であれば人々の思いを背負うことができますが、そうでない技術であれば販売しても人気製品にはなれないでしょう。

様変わりした世界の新製品開発

 新製品を支える本当の技術は、長い年月の中で培われたもので、その長い歴史の中で生まれたものです。その生まれた背景には、開発技術者の生みの苦しみが埋め込まれており、それがあるから強い新製品ができたと言えます。
 こうしたことに鑑みますと、やはり開発技術者の強い精神力が入った新製品が売れる製品と言えるのではないでしょうか。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員