グリーンリカバリー技術 ”環境省による脱炭素社会実現のための都市間連携事業”

環境省推進事業と脱炭素化

 5月24日の官報に、環境省が脱炭素社会実現のための都市間連携の推進事業構築の公募を行いました。この事業は、脱炭素社会形成に関する経験やノウハウ等を有する日本の自治体と海外の都市による、脱炭素社会形成への取組を効果的・効率的に支援するとうのが木です。環境省の記述をそのまま転用しますと、具体的な内容として、日本の自治体が、日本の研究機関、民間企業、大学等と連携して実施する、海外の都市における脱炭素技術の導入・サービスの活用に向けた調査等を推進するとのことです。また、海外都市でのマスタープランの策定支援、技術の評価・選定プロセスの共有等、日本の自治体による脱炭素化に向けた海外の都市の能力開発についても推進するとのことです。
 このように、環境省も脱炭素化の本腰を入れ、脱炭素都市宣言と脱炭素化に向けた取組の実行を日本の自治体から海外の都市に広げる、国際的な脱炭素ドミノ創出を強力に後押し体制が整いつつあると言えます。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員