グリーンリカバリー技術 ”脱炭素化と年間CO2削減量”
エネルギー使用量の増加とCO2
2023年も半ばを迎え、エネルギー消費も一段と増してきています。IEAが発表したエネルギー消費量に関するレポートによりますと、2023年は今までに比較して約10%のアップになるだろうと予測しています。その増加分だけ、CO2の排出量が増え、以前から先送りにしてきました排出量にプラスされることになります。その増加量を削減する方法としてCCSが期待されています。
しかしながら、ここに来て、CCS自身が万能な方法ではないのではないかと囁かれ始めているように感じられます。
脱炭素化と年間CO2削減量
今までにCCSは、国を挙げて多額の援助を受けて実施してきました。CCSが期待の星と言われた頃は、誰もがそのリスクを封じてきたはずです。今になって、10年後に露呈するリスクを問い始めるとは、極めて尊厳に欠けると思われます。
どのような技術であっても、リスクが伴わないものはありません。リスクを露呈することに反論することよりも、そのリスクをどのような方法で回避していくのか、そのシナリオと実践が重要な要素になり、CO2の削減量に貢献すると思います。