新製品・新事業テーマの創出 “地球沸騰の時代の到来と新製品開発”

猛暑との闘い

 地球の温暖化という言葉から地球の沸騰という言葉を国連事務総長が命名し、さして抵抗感もなく受入れてしまう昨今です。東京でも連日40℃近くなり、沸騰という言葉が適切のように思えます。当たり前のことですが、クーラー無くして生活できない状況になり、どこの家電メーカーも生産が追い付かない状況のようです。
 さらに、ロシアが侵攻したウクライナ戦争が、半導体生産に多大な影響を及ぼし、従来の生産の50%近く減産を余儀なくされています。まさに泣き面にハチと言ったところでしょうか、世の中は上手く行かないようです。

地球沸騰の時代の到来と新製品開発

 しかしながら、よくよく考えて見ますと、製品自体にローテクな部品が50%占めていたら、どうでしょうか。沸騰の日々に、対応できたのではないでしょうか。新製品開発においても、今までの開発内容を見直すチャンスであると思います。そうすれば、コストダウンに汲々としないで、ある程度余裕を持った新製品開発が可能となるのではないでしょうか。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員