新製品・新事業テーマの創出 ”新製品開発と経済危機”

途上国の債務増加

 途上国の大国に成長しました中国は、すでに数年も前から経済危機に陥っていることは周知の通りです。しかしながら、投資家の人々は「あれだけの国だから、最後は習近平国家主席の一声で何とかするに違いないはずだ」と願望を頂きながら、思いを中国にはせていたのでしょう。しかしながら、中国大手の不動産会社が米国ニューヨーク証券取引で債務不履行、いわゆるデフォルトを引起し、改めて習近平国家主席は何もしなかったといいますより、何もできなかったと多くの投資家は知ったはじです。まさに、詐欺に出会ったとでも言いましょうか、そこが先進国との大きな違いといえるでしょう。
 こうしたことが、中国だけでなく中国から誘惑に負けた国々が、今直面している事象と言えます。

新製品開発と経済危機

 少なくとも今後数年は、途上国だけでなく、先進国も経済危機の煽りを受け、厳しい運営を余儀なくされると思います。では、どのような施策を持って、その難局を超えていくのでしょうか。逆に言えば、大きなチャンスが到来したと受け止める方が得策と言えます。この時期ほど、開発テーマ抽出重要性と可視化を再発見することに期待したいと思います。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了<br> 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役<br> 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師<br> 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問<br> <br> 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。<br> <br> 所属学会<br> 日本経営システム学会会員<br> 米国リスクマネジメント協会会員