新製品・新事業テーマの創出 ”需要の創造と新製品テーマの創出”
少し月日は経過しましたが、2024年の幕開けは、能登半島に発生した大地震でした。2024年は辰年と言われ、今年こそ大きな飛躍を遂げるに違いないと、多くの人々が思われたと思います。しかしながら、我が国はまたしても未曽有のクライシスに見舞われたと言っても過言ではないでしょう。確かに地震という天災は、いつ来るかわからないので、対処が非常に難しいと言えますが、気運的な見方からすれば、国力が落ちてきたときに、大きな天災に見舞われるとでもいいましょうか、天災と国力の綱引きがあるように思われます。
こうしたことに鑑みますと、国力を支える技術力は、年々落ちていると言っても過言ではないでしょう。その背景には、よく言われますことは、働き改革が逆に人を窮地に追いやっているという人もいますが、筆者からすれば創意工夫をできるひとがいないからだと思います。昔から、「念には念を入れる」という諺がありますが、創意工夫とは「念には知恵を入れる」という言い方の方が適切ではないでしょうか。まさしく、需要の創造は知恵から生まれると言えます。