「静かな反応場の形成」ー Silent Reaction Field の家庭版から学ぶこと ー

1. はじめに

当社ではこれまで、CNP 由来の非酸化炭素材料を基盤とした Silent Reaction Field(静かな反応場) の研究を進めてきました。これは、材料が余計な反応を起こさず、 “静けさそのものが機能となる” という新しい概念です。しかしながら最近、私はこの概念が 材料科学だけでなく、 人間の関係性や日常の反応場にも現れる ことに気づきました。

2. 家庭で起きた「静かな反応場」の体験

ある日のこと、 妻が突然めまいを感じ、私自身も小さな不安を覚えました。その瞬間、家庭の空気がわずかに揺れました。しかしながら、互いにその揺れを言葉にし、「何が起きたのか」「何を感じたのか」を静かに共有すると、反応場はすぐに落ち着きを取り戻しました。この体験を通じて、私は改めて理解しました。反応場は、材料だけでなく、人間関係にも存在する。 そして、静けさは“つくることができる”。

3. Silent Reaction Field の本質

Silent Reaction Field の本質は、 「余計な反応を起こさないことで、安定が生まれる」 という点にあります。
これは家庭でも同じです。

  • 過剰に反応しない
  • 不安を事実と混同しない
  • 相手の揺れを自分の揺れと混ぜない
  • 静かに共有し、静かに整える

このプロセスは、 まさに “静かな反応場の形成” そのものです。

4. 企業活動への示唆

この気づきは、企業活動にも応用できます。

  • 組織内の不安や揺れに過剰反応しない
  • 情報不足の段階で推測を重ねない
  • 事実と感情を分けて扱う
  • 静かな反応場をつくることで、判断の質が上がる

材料科学から始まった概念が、 組織運営・人材育成・プロジェクトマネジメント にまで 広がることを実感しています。

5. おわりに

Silent Reaction Field は、 非酸化炭素材料の特性を説明するために生まれた概念でした。しかしながら今では、 人間の関係性や組織の反応場にも適用できる“普遍的なOS” としての姿が見えてきています。
これからも、 科学・技術・人間・組織の境界を越えて、 “静かな反応場の形成” を探求していきたいと思います。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。 所属学会 日本経営システム学会会員 米国リスクマネジメント協会会員