グリーンイノベーション ”CNP由来の準グラフェン250gの生成─CO₂固定化技術の実装”

当社は今回、内径約74mm・長さ1.4mの石英ガラス管を用いた焼成炉での実装を完了し、引続きCNP由来の約250gの準グラフェン(Quasi-Graphene)を生成しました。生成した材料は、すでに半導体装置メーカーへ引き渡し、評価工程へと進んでいます。

◆ 技術的背景:CO₂を固体炭素へ変換するプロセス
今回のプロセスでは、石英ガラス管内で前駆体を高温で焼成し、炭素構造を制御しながら準グラフェンへ転換 しています。
この方法の特徴は以下の通りです。
– 石英ガラス管の高純度性により、炭素構造の乱れを抑制
– 長尺1.4mの炉内温度分布を均一化し、生成品質を安定化
– CO₂由来の炭素を固体化し、長期安定な形で固定
– スケールアップ可能な連続プロセスとして設計

特に、今回の 250gスケール は、産業実装の入口に位置づけられます。

◆ 社会的意義:CO₂を“排出物”から“資源”へ
この結果は、単なる材料生成ではありません。我々が目指すのは、CO₂を「減らす」だけではなく、“価値ある固体炭素として社会に戻す” 新しい脱炭素の形 です。

準グラフェンは、
– 半導体装置
– 放熱材料
– 電池材料
– 導電性フィルム
など多様な産業用途を持つため、CO₂固定化と産業価値創出を同時に実現できる点が大きな特徴です。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了 役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役 講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師 顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問 1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。 所属学会 日本経営システム学会会員 米国リスクマネジメント協会会員