グリーンイノベーション ”しがらみを断ち切り、地産地消へ舵を切ったCNP事業(その2)”
CNP(Carbon Nexus Process)事業を進めるにあたり、早い段階で一つの大きな決断をしました。それは、補助金や制度の枠組みに合わせるのではなく、「地産地消」というシンプルで力強い原則に立ち返ること。市町村であれば、地域の資源を地域で循環させる。企業であれば、事業の価値を自社の技術と地域の環境の中で完結させる。この発想に切り替えたことで、CNP事業は大きく前進しました。
当初は、CO₂を「吸収する」技術の確立が目的でした。しかしながら、地産地消の視点を取り入れたことで、吸収 → 固定化 → 素材化(準グラフェン生成)という一貫したプロセスを、地域の中で完結させる構造が見えてきました。地域で発生したCO₂を、地域で固定化し、地域で新しい素材へと変換する。この流れは、補助金制度に合わせた事業設計では決して生まれなかったものです。
地産地消という原則は、 CNPを「環境対策」から 地域の産業を再構築する技術 へと変える力を持っていました。しがらみを断ち切り、 制度ではなく、地域と企業の未来線に合わせて舵を切ったこと。その判断が、今のCNP事業の姿を形づくっています。