グリーンイノベーション ”CNP由来の準グラフェン250gの生成─CO₂固定化技術の実装”
当社は今回、内径約74mm・長さ1.4mの石英ガラス管を用いた焼成炉での実装を完了し、引続きCNP由来の約250gの準グラフェン(Quasi-Graphene)を生成しました。生成した材料は、すでに半導体装置メーカーへ引き渡し、評価工程へと進んでいます。
◆ 技術的背景:CO₂を固体炭素へ変換するプロセス
今回のプロセスでは、石英ガラス管内で前駆体を高温で焼成し、炭素構造を制御しながら準グラフェンへ転換 しています。
この方法の特徴は以下の通りです。
– 石英ガラス管の高純度性により、炭素構造の乱れを抑制
– 長尺1.4mの炉内温度分布を均一化し、生成品質を安定化
– CO₂由来の炭素を固体化し、長期安定な形で固定
– スケールアップ可能な連続プロセスとして設計
特に、今回の 250gスケール は、産業実装の入口に位置づけられます。
◆ 社会的意義:CO₂を“排出物”から“資源”へ
この結果は、単なる材料生成ではありません。我々が目指すのは、CO₂を「減らす」だけではなく、“価値ある固体炭素として社会に戻す” 新しい脱炭素の形 です。
準グラフェンは、
– 半導体装置
– 放熱材料
– 電池材料
– 導電性フィルム
など多様な産業用途を持つため、CO₂固定化と産業価値創出を同時に実現できる点が大きな特徴です。