グリーンイノベーション ”CNPと地域技術者の新しい役割 — 地産地消モデルが生み出す技術の再構築(その3)”
CNP(Carbon Nexus Process)事業を地産地消モデルへと舵を切ったことで、一つの大きな変化を目の当たりにしています。それは、地域技術者の役割が根本から変わり始めているということです。従来、地域技術者は「地域の課題を地域で解決する」ための存在でした。しかしながらCNPが示す未来線は、これを一段深く進めます。
地域で発生したCO₂を、 地域で固定化し、 地域で準グラフェンへと変換する。この一貫したプロセスが地域内で完結することで、地域技術者は単なる“課題解決者”ではなく、地域の産業を新しく創り出す存在へと変わります。
CNPは、地域技術者に次の三つの新しい役割を与えます。
- 地域のCO₂資源化の担い手 CO₂を「処理するもの」ではなく「使うもの」へと変える思想を扱う技術者。
- 固定化から素材化までを統合する技術者 吸収→固定化→素材化を一つの流れとして扱う“地域循環型技術者”。
- 地域産業の新しい価値を創出する技術者 CO₂由来素材を使った新しい製造業・新しい産業の起点をつくる役割。
地産地消モデルは、 地域技術者の活動範囲を狭めるどころか、むしろ地域の中で新しい産業を生み出す力を与えます。CNPは、地域技術者を「未来の産業を創る存在」へと変える技術です。その変化は、静かですが確実に進んでいます。