いろいろなリスクに対応できる処方箋作成と解決のための目次案づくり、モラール(やる気)の向上を図るために必要となる動機付けなどの具体的方法をご提案します。
いろいろなリスクに対応できる処方箋作成と解決のための目次案づくり、モラール(やる気)の向上を図るために必要となる動機付けなどの具体的方法をご提案します。
企業を取り巻く環境は、複雑多岐にわたるリスクに満ちているといえます。現代の社会情勢を鑑みて代表的なリスクを整理しますと、以下のような内容に集約されます。
リスク軽減の共通手法
リスクの内容が違ってもリスクを軽減したいという目的は同じです。また、リスクを軽減するために、いろいろな手法を用意するのではなく、共通の軽減手法をご提供します。
ここ数年間に発生したリスク、食の安全を担う企業での偽装事件、産業の要となるエネルギー企業の検査データの改ざん、自動車メーカーのクレーム隠し、部品メーカーの火災などを引き起こした背景を政府調査会で分析したところ、原因の80%が人的に関わるものであり、20%が技術伝承を妨げたものであったと報告されています。
リスク軽減の急所
共通の軽減手法を使ってリスクの軽減して継続的に見ていくためには、モラール(やる気)を起こすことが必要となります。このモラールを起こすためには、動機付けが重要な要素となります。さらに、動機付けを行うためには明確な目的の設定が要となります。
これらの要素を一直線上につなげる粘着剤の役割が”倫理観””道徳観”といえます。しかし、倫理観、道徳観は、簡単に培われるものではありません。この倫理観、道徳観を継続的に見張る番人の役目が”リスクマネジメント”になります。
リスク共通軽減手法
現象整理
リスクは、恒常的因子、予測的因子、突発的因子に分類することができます。
これらの因子に沿ってリスクを整理します。
同類現象の表題作成
因子に沿って整理されたリスクを同類項にまとめ、そのまとめられた内容に即した表題(連想される内容)を付けます。
リスクの分類
表題が1~11のジャンルに分類します。
リスク規模の算定と軽減策の処方箋作成
5×5マトリックス表を利用して、リスクの規模を算定します。リスク規模は、発生確率(縦軸)α×影響度(横軸)βで計算されます。リスク規模の大きい順から軽減のための処方箋を作成します。