ジョンクェルコンサルティング [Jonquil Consulting Inc.] ジョンクェルコンサルティング [Jonquil Consulting Inc.]

新製品開発の可視化・定量的リスク評価 “念には知恵を入れたリスク評価”

 新製品開発をスタートさせるとき、経験者であれば今まで体に染みついた経験を通して、どのような部分を新たに開発しなければならないのか、それをどのような方法で解決したらよいのかなどを考えるはずです。当たり前のことと言えば当たり前のことですが、その当たり前のことが、開発現場では出来ない状況に陥っているということをお伝えしたいと思います。
 白物家電を例にとりますと、約30年前のランドリーの部品数はおおよそ700点、現在では約2500~3000点に増加しております。この背景には、ソフトウェアーを媒体とした機能が爆発的に増加したために、その具体化するための機能も比例して増加した結果と言えます。この状況に短納期という重荷が加わり、開発担当者は疲弊している、あるいは気の毒であるといった方が適当かも知れません。
 このように言われ続けて、すでに20年を経過しています。この状況を打破するひとつの解決策として、念には知恵を入れたリスク評価をお勧めしたいと思います。知恵は、物事の道理を判断し処理していく心の働きだそうです。また、物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力とも言われます。それらの部分に焦点を当てますと、物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していくためには、道筋を立てるための目標が必要になります。新製品開発では、この目標を開発テーマと位置付けますと、開発テーマが明確になっていれば、開発のスタートからゴールまでのリスクを可視化し、その対応策を講じることができるはずです。念には開発テーマ(知恵)を入れたリスク評価と言えるのではないでしょうか。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了
役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役
講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師
顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問

1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。

所属学会
日本経営システム学会会員
米国リスクマネジメント協会会員

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