新製品・新事業テーマの創出 ”謹賀新年”
謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
皆様にとりましては、良いお年をお迎えになりましたでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年の出来事
新年早々、元日産のゴーン会長の国外逃亡のニュースが流れました。あっけに取られ、開いた口が塞がらないとはこのことを指すのかもしれません。先進国でありながら、白昼夢の出来事でした。ゴーン前会長の担当弁護士は、寝耳に水の心境で、パスポートは手元にあるという、まか不思議なインタビューでした。誰もが見ても聞いても、ああそうと言う人もいないでしょう。ましてや本人は、レバノンでワインを悠々と口にしながら薄笑いを浮かべている顔もニュースで流れました。また、フランス当局は、ゴーン前会長は犯罪を犯したかも知れないが、フランスでは拘束しないと、これまた不思議な発言をしています。何といましょうか、狐につままれような出来事とでも言いましょうか。
その答えは、数年前のフランスの出来事を思い出せば、解決の糸口を見つけることができることに気づきました。日本の場合、疑獄事件と言われたほとんどの人々、企業が断罪に処せられました。しかしながら、フランスはそれとは真逆の状況で、大統領であったサルコジ氏、一緒に捜査された当時IMFの専務理事であったラガルト女史は、疑獄事件がたやすく逃れることができた訳です。ラガルト女史は、トランプ大統領からの罷免を逃れて、今では欧州中央銀行の総裁に就いてます。このように、ゴーン前会長は、フランスに逃亡すれば、フランス国が手厚い「おもてなし」をしてくれるではないでしょうか。それだけ、日産を舞台にした疑獄事件にかかわった人々が多く存在するということでしょう。
テーマの創出
新年の出来事でテーマの創出が、どのようにかかわるだろうかというささやきが耳に届きます。
新製品・新事業の創出には、まやかしは通じないということです。もうすでに始まっておりますが、企業のあるべき姿の証を求める時代が到来しているということです。基礎技術を醸成させ、また、新製品を生む土壌を整備していくことを粛々と進めて行く企業こそが、企業価値の評価対象になるからです。この企業価値を高めるためには、新事業から新製品を生むのではなく、新製品から新事業を策定することです。そのためには、テーマの創出が重要な位置づけとなるからです。