新製品・新事業テーマの創出 ”新型コロナウィルス終息後の世情とテーマ創造”
新型コロナウィルスの猛威と世界の仕組み
昨年から発症したと言われています新型コロナウィルスの影響によって、人間環境を大きく一変し、今世紀に作られてきた経済、政治、労働環境などの枠組みをも破壊しようとしています。
こうした状況の中で、住む世界が変わったのだから、その世界の期待に応えられるような新たな仕組みを構築しようと考える人々もいれば、やはり元の状況に戻すのが一番いいと思う人々もいます。ある意味では、どちらの考え方も人間の性(さが)と言えるのかもしれません。しかしながら、時代は新型コロナウィルスの影響によってドラスティックに変貌し、もはや元の仕組みには戻ることはできないと言い切っても過言ではないでしょう。
新製品開発の新たな仕組み
新型コロナウィルスの影響で、在宅勤務を余儀なくされ新製品開発もストップし、何とか遅れを取り戻そうとネットワークへ多くの企業が期待を寄せたと思います。しかしながら、企画書作成、設計、調達仕様書作成などは机上での作業で出来たでしょうが、ものつくりの観点からは、ネットワークの手段は、何の効果もなかったと言えます。なぜならば、今までの設計方法、ものつくり方法を踏襲したからです。
では、どのようなことが必要となるのでしょうか。それは、新型コロナウィルス終息後、つまり、今から3年後の世情を垣間見て、そこからテーマ創造を行い新製品開発へと落し込むことであると言えます。もうひとつ重要なことは、搭載している機能を30%削減することであると言えます。それによって、少なくとも30%~40%の部品を減らすことができるはずです。
上記に述べたことは、指して目新しいものではありませんが、実践しようとすれば、すべての仕組みを変えなければできないという壁に突き当たり、それをどのような方法・手法を持って打破して行けばよいのか、まさに、未来への挑戦と言えるでしょう。