新製品・新事業テーマの創出 ”新変異株の到来と在宅勤務の定着”
一難去ってまた一難
COVID-19の影響が、収束の兆しを見え始めた矢先に、オミクロンという新たな変異株が南アフリカで発見されたことは周知の通りです。我が国では、今までのCOVID-19に対する防衛策が教訓となって、本日30日から他国からの1ヵ月間の入国を禁止する措置をいち早く打ち出しました。今までの我が国の習慣からすれば、素早い対応であると思います。特に、菅前首相がどのような批判を浴びようと粛々と対策を打ってきたお陰であると言わざるを得ません。しかしながら、ベートーベンの第九のように、一難去って明るい世界が待ち受ける歓喜の年へと向かうはずでしたが、前途に暗雲が立ち込める事態に遭遇しつつあると言っても良いかも知れません。
新変異株の到来と在宅勤務の定着
こうした状況の中で、新製品開発を担う開発エンジニアにとっても、COVID-19の影響に加え、オミクロンという新たな変異株の到来は、「泣きっ面に蜂」あるいは「弱り目に祟り目」とでも言いましょうか、災難の連続に見舞われていると言っても過言ではないでしょう。しかしながら、開発エンジニアにとっては、COVID-19の影響に次いで二度目のチャンスが訪れたと言えるのではないでしょうか。それは、密を避けることと在宅勤務が、確実に定着することであると言えるからです。言い換えますと、密を避けるためにWebミーティングを中心とした働き方が定着するということです。本来であれば、Webミーティングの方が時間の節約ができるはずですが、実態はかえってそれぞれの意思決定が遅れています。なぜならば、Webミーティングを踏襲した意思決定の方法が確立されていないからです。来年早々にも「Webミーティングと意思決定の方法」と題した本が出版されるかも知れません。