ジョンクェルコンサルティング [Jonquil Consulting Inc.] ジョンクェルコンサルティング [Jonquil Consulting Inc.]

グリーンリカバリー技術 ”Nord Stream 2と脱炭素化”

Nord Stream及びStream2の現状

 2005年から開始されたNord Streamは、バルト海底を経由してロシアとドイツ間をつなぐ天然ガスのパイプラインであることは周知の通りです。建設費用の総額は、海底部、陸部合わせて約1兆4500億円、2011年11月8日に稼働しすでに10年にわたって、ロシアからドイツへ天然ガスが供給されています。そのNord Streamに引続きNord Stream 2へと展開し、順調であれば2022年1月に稼働する予定でしたが、ウクライナクライシスをきっかけに、米国がロシアに課した経済制裁によってストップさせられ、また、Nord Streamそのものも昨年から天然ガスの供給が、ほぼストップしている状態であると言えます。 

Nord Stream 2と脱炭素化

 一変して考えてみますと、ドイツはいち早くクリーンエネルギーを国家戦略として掲げ、石炭火力、原子力を廃止した国でした。しかしながら、Nord Stream 及びStream 2のストップと2021年5月頃から高騰した天然ガス価格によって、フランスと同様に石炭火力及び原子力発電への回帰を言い始めています。
 こうしたことに鑑みますと、エネルギーの安定供給を維持しながら脱炭素化を着実に推し進めるためには、クリーンエネルギーを大義名分として掲げるのではなく、どのような状況に置かれても脱炭素化を実行できる技術が重要になるのではないでしょうか。つまり、二酸化炭素を消失させる技術であると言えます。

落合以臣

1952年10月(生) 東京都出身、英国ウェールズ大学大学院修了
役職 株式会社ジョンクェルコンサルティング 代表取締役
講師歴任 早稲田大学 社会科学総合学術院招聘講師
顧問歴任 岩手県陸前高田市 環境浄化顧問、日本テトラポッド株式会社 技術顧問

1975年大手プラントメーカー千代田化工建設株式会社に入社。海外および国内の大型エネルギープラントの設計・建設に従事。1990年退社、1990年6月株式会社ジョンクェルコンサルティングを設立、現在に至る。現在では、建設案件に対応した競争入札の急所から試運転までの効率化を目指したプロジェクトマネジメントの導入、製品開発の可視化・定量化の指導、トレンド予測による製品テーマの創造、環境技術に関する開発などを実践している。

所属学会
日本経営システム学会会員
米国リスクマネジメント協会会員

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