グリーンリカバリー技術 ”化石賞からクリーン大国への大変身”
COPと化石賞
第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)の閉幕に際して、 当時の小泉進次郎環境相が化石賞という奇妙な賞を手渡されたのを思い出します。我が国は、戦後前例のない経済発展を遂げ、先進国ではいまだにGDP3位の座を守っています。そうした目覚ましいい発展とは裏腹に、いろいろな国から羨望の眼差しが、いつの間にかジェラシーに変り、何かにつけて難癖をつけられることも事実です。それだけ、我が国は強大になったとも言えます。しかしながら、ここ30年国力が落ちてきたことも正直に認めざる得ないでしょう。
こうした事情の中で、地球温暖化への対応を推し進めているのにも関わらず、化石賞のような国をあざ笑う賞状を頂くはめになったわけです。特に、EUはさして脱炭素化に向けたプロパガンダが上手なために、二酸化炭素の排出量が増加しているにも関わらず、クリーンな国としての位置づけになっています。誠に残念な成り行きです。
化石賞からクリーン大国への大変身
しかしながら、ここにきて長い時間をかけて開発してきた二酸化炭素をゼロにする技術が完成し、これから実証に入るらしいという噂が舞い込んできました。どこで実証を実施するのかは別にして、この技術が本格的に稼働すれば、まさに我が国は、化石賞から本当のクリーン大国への大変身を果たすことになるでしょう。
その技術が、日本の国力を高め、世界貢献へと発展することができれば、禍を転じて福と成すことになるでしょう。期待したいと思います。