新製品・新事業テーマの創出 ”骨粗しょう症とテーマ創造”
テーマ創造を諦めた末路
古い話ですが、バブル経済崩壊後から失われた20年と言われて今日になりました。その余波は、経済に限らず、人間の思考能力までも壊してしまったといえるのではないでしょうか。
そうした時を経た今日、株価は破格のように高騰しましたが、新製品開発ではいかがでしょうか。ある企業では、テーマ創造を諦め、広告代理店がかき集めたテーマらしきものをテーマとして、1年先程度を目途に製品化するという、状態を繰返している状況です。ある意味では、企業としての外面はしっかりしているようで、内部は骨粗しょう症のようになっているのかも知れません。
起死回生となるテーマ創造
それでは、企業の骨粗しょう症を防ぐ方法は、あるのでしょうか。それは、まさに、5年、10年先をニュートラルな目線で見据えたテーマ創造であると思います。テーマ創造を行うという思考を奮起することによって、それが開発者自身の動機付けになり、新製品開発を自ら進めて行くことになるからです。