新製品・新事業テーマの創出 ”企業繁栄の基本的要素”
アパレル業界の不振
日本の代表的なアパレル会社が、軒並み経営不振に陥り、出先店を閉店するとのニュースが舞い込んできました。この状況は、一過性のものではなく、数年前から予兆といいますより、現実に不振に陥ってたのことです。
確かに、世の中の経済的な情勢が変わり、過去を踏襲した経営は、バンクラフトを引起すことにもなりかねません。しかしながら、それらの経営の舵をとっていたのは、まさしく経営者のはずです。何を言おうと、経営方針に大きな間違いを起こしたことには変わりありません。
では、こうした経営の間違いは、どこから来たのでしょうか。その答えは、テーマ創出をしなかった、先を見通すことができなかった、しがらみを断ち切ることができなかったなどなど、たくさんの言い訳があるでしょう。でも、答えは一すです。テーマ創出を怠ったのです。
テーマ創出と企業繁栄
少なくとも、最近の企業はテーマ創出を忘れてしまっと言えます。その方が、楽な経営だったはずです。数年は、あれがだめだ、これがだめだと念仏を唱えていれば、経営の座にいることができます。後は、会見で涙目で申し訳なかったと言えば、それで済むことでしょう。しかしながら、従業員してみればたまったものではない。
こうした状況を日常茶飯事に見るうちに、いつの間にか不振という言葉が、一種の語り草と理解され、形骸化してきたのでしょう。このような状況を打破し、企業繁栄を望むためには、テーマ創出を行うことが肝要です。