新製品・新事業テーマの創出 ”令和5年の新製品開発”
ゆく製品くる新製品
混乱とした世界情勢の中で、令和5年を迎えました。1月元旦を機に、多くの人々が希望を抱き、今年こそ前進していこうと思ったはずです。しかしながら、新年のご挨拶と称して、既存の人々と言葉を交わしていくうちに、もとのさやに納まりつつあるのではないでしょうか。
こうした事情を何年となく繰り返していくという様(さま)が、自然と染み付いてきているのが人間であると言えます。新製品開発も同様に、新製品といいながら、過去の栄光にしがみつく、いわゆる楽な方へと舵をきってしまう方法を選択するのではないでしょうか。ある意味では、開発エンジアニにとっての宿命なのかもしれません。宿命と述べた背景には、新製品開発のテーマ創出の過程にあるからと思います。それは、既存製品の延長線上にある新製品を目指していればいるほど、新たな思いを抱いた新製品開発はできにくいということです、なぜならば、既存製品は年を迎えるように、2022年はゆく年、2023年はくる年というような線引きできないからです。
令和5年の新製品開発
2023年は、新型コロナウイルス、ロシアが引起したウクライナとの戦争などの影響で、新製品開発が思うようにできないというような、一種の責任放棄は許されないということです。
こうしたことに鑑みますと、令和5年の新製品開発は、未踏の地を歩むような思い切ったテーマの創出が期待されるのではないでしょうか。その導き出した新たなテーマに向かって、果敢に取り組む姿勢が、令和5年の新製品開発であり”くる製品”となると思います。